パニック障害と不安障害の違いについて簡単に説明します。

2023/11/24
パニック障害

パニック障害と不安障害の違い

不安は、誰でも経験することがある感情です。しかし、その不安が過剰になり、日常生活に支障をきたすようになると、不安障害と診断されます。

 

パニック障害と不安障害は、どちらも不安障害に分類されますが、主な違いは以下の2点です。

・パニック発作の有無

・不安の持続時間

 

 

パニック発作とは、突然の激しい不安や恐怖、そして身体症状(動悸、息苦しさ、吐き気、めまい、震え、脱力感など)が現れる症状です。パニック障害の人は、一度パニック発作を経験すると、また発作が起こるのではないかという不安(予期不安)を抱くようになります。

 

一方、不安障害には、パニック発作を伴わないものも多くあります。このような不安障害は、全般性不安障害や社会不安障害などと呼ばれます。全般性不安障害の人は、常に不安や緊張を感じており、その不安が日常生活に支障をきたします。社会不安障害の人は、特定の状況(人前で話す、人混みにいるなど)で強い不安や恐怖を感じます。

 

パニック障害と不安障害は、どちらも治療が可能です。適切な治療を受けることで、症状を改善し、日常生活を送れるようになります。

不安障害を疑われる場合は、早めに心療内科や心理カウンセリングを受診しましょう。