夫婦問題 | 夫、妻がうつ病になった時に家族ができること(続)

2022/07/16
男女

病院で処方された薬を飲んで少し眠れるようになり、食欲が回復すると、一見良くなったように見えます。

そんな時、子供も含めて家族で、元気そうだね。治った?、いつまで仕事を休むの?など、

聞いたりしないようにしてください。

 

 

あるいは、早く治ることを期待して、気晴らしにどこかに連れ出そうとしたり、盛んに旅行に誘ったりするのは、

本人がそれを楽しめるほど回復していればいいのですが、

そうでない場合は、家族がこんなに気を使ってくれているのに、期待に沿えない、

ダメな自分を責めてしまいます。

 

 

また、パートナーが働けなくなったことで、一人で家計を支え、家事も負担しなくてはいけない大変な時。

家でただゴロゴロしているように見えるパートナーを疎ましく感じ、

甘えているんじゃないかと思ってしまいがちです。

 

 

つい、のんびり休めていいわねなどと嫌味を言いたくなっても、言わない方が賢明です。

 

苦しい時の家族の無理解は深く傷つくもの。

愚痴は誰か別の人に聞いてもらいましょう。

 

のんびり、あなたのペースでいいよ。

きっとよくなるから、焦らないでいいんだよ・・・という気持ちで寄り添うのが大事です。

 

本人はこれ以上頑張れないくらい頑張っています。過大な期待や要求はしないよう心がけてください。

 

みんなに迷惑をかけている、などの自責的な思いにから、退職や離婚について口にする場合があります。

心の病では、心理的な視野ということが起きていて、悲観的な発想しか頭に浮かばなくなります。

 

その道しか残されていないように捉えてしまうのです。

そんな時は、パートナーの気持ちを汲みつつも、そのことは、もう少し良くなってから

一緒に考えましょうと伝えてあげましょう。

 

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